2012年3月27日火曜日

子宮頸がんって、どんな病気ですか???????? 詳しく教えて下さい。 後、サイトがあ...

子宮頸がんって、どんな病気ですか????????



詳しく教えて下さい。

後、サイトがあるならお願いします><







子宮頚癌は、子宮の入口に出来る癌です。

殆どが、扁平上皮癌という組織型で、ごく一部が腺癌です。

ハイリスク HPV ( ヒューマンパピローマウイルス ) の持続感染で発症します。

性交渉の経験のある女性の 80% は生涯に感染しますが、一過性感染でウイルスは消失します。

10% 程の人が持続感染となり、最低、6ヶ月の持続感染が続くと、細胞の核が、いびつに変化した異形成という変化を起こします。

しかし、殆どの人は、異形成になっても、免疫で治り、正常な細胞に戻ります。

ごく僅かな人が5年以上かけて、癌に進展します。



40ヶ月の経過で初期の子宮頚癌に進展した人の割合です。

ハイリスク HPV 陽性の人 ; 7%

ハイリスク HPV 陰性の人 ; 0.007%



持続感染の原因です。

1 ) 性活動関連因子

・性パートナー数

・経産回数 ( 3人以上 )

・クラミジア等の他の性行為感染症

・年 齢 ( 30歳以上 )

2 ) 免疫関連因子

・喫 煙

・ビタミン不足

・H I V を含む免疫抑制状態

・ステロイドの使用

3 ) 遺伝的要因

・組織適合性抗原 ( HLA ) ; 白血球の血液型で、ある型の場合、生体がHPVに感染したという認識確認が弱くなってしまい、HPVを排除出来なくなってしまう事も考えられます。



ハイリスク HPV の型の種類と子宮頚癌の原因の割合 ( % ) です。

16 型 ( 44.8 % ) 、18 型 ( 14.0% ) ; およそ 60 % で子宮頚癌ワクチンはこの2つの型を予防します。

その他、多い順に 52 型 ( 7.0% ) 、58型 ( 6.7% ) 等があります。



子宮頚癌ワクチン効果の機序です。

HPVに似た蛋白質を注射します。

生体は敵 ( 抗原と言います ) と判断し、白血球の好中球がこれを食べて対応します。

毎回、好中球が対応したのでは効率が悪いので、好中球は、抗原の情報をリンパ球に伝えます。

リンパ球は、抗原の型を確認し、その抗原にだけ効果のある投げナイフ ( 抗体 と良い蛋白質で出来ています ) を作る専用のリンパ球 ( Bリンパ球 ) を用意し、自然感染で得られる数十倍の抗体を用意します。

次にHPVの 16型と、18型が侵入した時、抗体が素早く対応し死滅させます。



子宮頚癌ワクチン接種です。

初回と、初回から1ヶ月後 ( 初回から2ヶ月半遅れても効果に変わりはありません ) 、初回から6ヶ月後 ( 初回から1年遅れても効果に変わりはありません ) の3回、肩の筋肉 ( 三角筋 ) に注射します。

効果は、3回目の接種の1ヶ月後から、98% 程の確率で、HPV の16型と 18型を最低 7年間予防します。

他のHPVもありますので、1回/年 は、子宮頚管検査が必要です。



HPVの影響と細胞診の各分類との対比です。

1 ) 軽度異形成 ; 子宮の入口の粘膜の表面の細胞の核が、いびつに変化した状態です。C I N 分類の C I N 1、日母分類の class IIIa 、ベセスダシステムの LSIL に相当します。先の病変に進展するのは僅かに数%であり、自然治癒し、正常に戻ります。

2 ) 中等度異形成 ; 中間の細胞の核が、いびつに変化した状態です。C I N 分類の C I N 2、日母分類の class IIIa 、ベセスダシステムの HSIL に相当します。10%程が、先の病変に進行しますが、残りは正常に戻ります。

3 ) 高度異形成 ; 深い細胞の核が、いびつに変化した状態です。C I N 分類の C I N 3、日母分類の class IIIb 、ベセスダシステムの HSIL に相当します。15~20%が早期の癌に移行します。

4 ) 上皮内癌 ; 粘膜が癌に置き換わるも、癌が粘膜内に留まった状態です。C I N 分類の C I N 3、日母分類の class IV 、ベセスダシステムの HSIL に相当します。70%が微小浸潤癌に進展します。

5 ) 微小浸潤癌 ; 日母分類の class V、ベセスダシステムの SCC に相当します。癌が粘膜を超えて浸潤するも浸潤が深さ5ミリ、広がり7ミリ以内に留まっている状態です。

6 ) 浸潤癌 ; 日母分類の class V、ベセスダシステムの SCC に相当します。浸潤が 5) を超えた状態です。



治 療

1 ) と 2) は、3ヶ月間隔での細胞診で経過を追います。

3 ) は、病変部が全て見えており、浸潤癌を疑う場所が無ければ、日帰りもしくは1日入院で粘膜を焼く、レーザー蒸散をします。

そうで無い場合は、5~7日の入院で、子宮の入口を取る円錐切除術を施行します。

4 ) は、円錐切除術を施行します。

子作りが必要ない人は、子宮全摘をする事もあります。

5 ) は、子作りが必要な人は、厳重な管理の元、リスクを踏まえた上で、円錐切除が施行される場合もあります。

深さが3ミリ以内なら、子宮全摘 ( もしくは準広汎子宮全摘 ) 、深さが3ミリを越えている場合は、子宮全摘 ( もしくは準広汎子宮全摘 ) と骨盤内リンパ節廓清をします。

6 ) は、広汎子宮全摘と骨盤内リンパ節廓清をします。進行度により、抗癌剤の化学療法や放射線治療を先に施行します。

http://www.cancer-matsue-cityhospital.jp/img/consul/pdf/g-salon_03....持続感染'

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