子宮筋腫を持ってる人は、子宮がんになる確率が高くなるものなのか？

子宮筋腫を持ってる人は、子宮がんになる確率が高くなるものなのか？

漿膜下筋腫（しょうまくかきんしゅ）と筋層内筋腫を持っているのですが、現在、保険の見直しをしていて、三大疾病特約をつけるかどうかを悩んでいます。

そこでどなたか教えていただきたいのですが、子宮筋腫を持っている人は、子宮がんになる確率が高くなるかどうかを教えてください。

よろしくお願いいたします。

子宮筋腫と、子宮頚癌、子宮体癌は関係ありません。



子宮筋腫は女性ホルモンの卵胞ホルモン ( エストラジオール ) により子宮を造っている平滑筋細胞が増大して出来る良性の平滑筋腫で、30才以上の女性の30%に見つかり、閉経すると小さくなります。



子宮頚癌は、ハイリスク HPV ( ヒューマンパピローマウイルス ) の持続感染で発症します。

性交渉の経験のある女性の 80% は生涯に感染しますが、一過性感染でウイルスは消失します。

10% 程の人が、最低 6ヶ月の持続感染で、細胞の核が、いびつに変化した異形成という変化を起こしますが、免疫で治り、正常な細胞に戻ります。

ごく僅かな人が5年以上かけて、癌に進展します。



持続感染の原因です。

1 ) 性活動関連因子

・性パートナー数

・経産回数 ( 3人以上 )

・クラミジア等の他の性行為感染症

・年 齢 ( 30歳以上 )

2 ) 免疫関連因子

・喫 煙

・ビタミン不足

・H I V を含む免疫抑制状態

・ステロイドの使用

3 ) 遺伝的要因

・組織適合性抗原 ( HLA ) ; 白血球の血液型で、ある型の場合、生体がHPVに感染したという認識確認が弱くなってしまい、HPVを排除出来なくなってしまう事も考えられます。



子宮体癌は、無排卵で、卵巣から卵胞ホルモンしか出ず、卵胞ホルモンによって出来る、下地の内膜が居残ります。

やがて、下地の内膜が厚くなると、子宮内膜増殖症になり、さらに放置すると、子宮体癌になります。

全く関係有りません。子宮筋腫があっても、癌が増えることもなく、減ることもありません。子宮筋腫そのものも癌にはなりません。