子宮けいがん検査で7年異形成3aが続いています 今回 細胞診で「化生を伴う表層~中層細胞に核腫大とクロマチン増量認む」とありますがこれは今回進んだのかまた同じかこ
れでわかりますか?よろしくお願いします
中層細胞の核腫大とクロマチン増量は、中等度異形成です。
表層細胞のみの変化でしたら、軽度異形成です。
両者とも細胞診分類の class IIIa になりますので、進んではなく同じ状態と思われます。
7年間、細胞診のみでしょうか。
より先に進んだ病変の有無の確認のため、コルポ診と言い、膣拡大鏡で診て怪しい部分の組織と取って調べる組織診も必要です。
組織診も同所見であれば、3ヶ月間隔での細胞診で経過を追っても良いのですが。
子宮頚癌は、ハイリスク HPV ( ヒューマンパピローマウイルス ) の持続感染で発症します。
性交渉の経験のある女性の 80% は生涯に感染しますが、一過性感染でウイルスは消失します。
10% 程の人が、最低 6ヶ月の持続感染で、細胞の核が、いびつに変化した異形成という変化を起こしますが、免疫で治り、正常な細胞に戻ります。
しかし、今回の様に、なかなか治らない場合は、下記の持続感染の原因と成り得る、他の性行為感染症の合併の可能性も否定して貰う様にします。
持続感染の原因です。
1 ) 性活動関連因子
・性パートナー数
・経産回数 ( 3人以上 )
・クラミジア等の他の性行為感染症
・年 齢 ( 30歳以上 )
2 ) 免疫関連因子
・喫 煙
・ビタミン不足
・H I V を含む免疫抑制状態
・ステロイドの使用
3 ) 遺伝的要因
・組織適合性抗原 ( HLA ) ; 白血球の血液型で、ある型の場合、生体がHPVに感染したという認識確認が弱くなってしまい、HPVを排除出来なくなってしまう事も考えられます。
補足に関して
定期的に検査をしていくしか無いと思います。
ビタミン不足にならない様に緑黄色野菜や果物もしっかり取る様にしていくしかありません。
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