ケト型より安定なエノール型の化学種というものは存在しますか?
また、H+やOH-がエノール型への変異を触媒することが知られていますが、触媒ということはエノール型とケト型の存在比率は
pHには依存しないということでしょうか?
例えば、2,4-ペンタンジオンなどは、エノール型がかなり存在します。
もっとエノール型なのは、ビタミンC(アスコルビン酸)、フェノール(実はこれもエノール型のグループ)などです。
また、ケト-エノール平衡は、平衡なので、存在比率を変えませんが、H+, OH- はその変換エネルギーの山を下げて、どちらかが反応などで消費されたら速やかに供給する、という役割をしますので、触媒です。
というわけで、あなたの考えの通り、存在比率はpHでは変化ありません。
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