生れつきアトピーとは
生まれてからどのぐらいで発病するんですか?
息子三ヶ月ですが、乳児湿疹で受診した際
『ご両親にアレルギーお持ちの方はいらっしゃいますか?』と聞かれましたが
二人とも持ってませんし、アトピーもないです。
現在母乳のみなんですが、アトピーやアレルギーは離乳食を始める前から出てくる症状なのでしょうか?
乳児期のアトピー性皮膚炎は生後2~3ヵ月が多いといわれています。離乳食を始める前からアトピーは発症するということになります。ただし、アトピー性皮膚炎と類似した皮膚の症状である、乳児脂漏性皮膚炎、おむつ部の乾癬、乳児寄生菌性紅斑、組織球症Xとは鑑別する必要がございますが、皮膚科の専門医でしたらこれらの疾患とアトピー性皮膚炎と区別することができます。
アトピー性皮膚炎の家族歴について、これはアトピー性皮膚炎の遺伝性を考慮するものなのですが、個人的にはアトピー性皮膚炎の原因因子は遺伝性ではないと思っています。また、遺伝性を証明した医学的検証はないのです。アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性の慢性喘息などのアレルギー性疾患は1960年代の後半から出現した疾患です。それ以前の日本においては、これらの疾患の患者さんはほとんどいなかったことを考慮すれば、遺伝性による発症は考え難いということになります。
アトピー性皮膚炎の患者さんが急増した背景には、人工乳による育児が原因とする説がございます。これは人工乳、粉ミルクの配合栄養素の中にビオチンとよばれる皮膚の健康維持に欠かすことのできない栄養素が配合されていないことが考えられています。ビオチンはビタミンB7、以前はビタミンHとよばれていたビタミンB群に属するビタミンの一種です。生体に吸収・存在しているビオチンは、主に腸内細菌の善玉菌によって産生されたもので、食材から吸収されたものではないです。
母乳で育てられた乳児は、人工乳で育てられた乳児よりもアトピー性皮膚炎の発症率が低いとされています。これは母乳の中にはビオチンが含まれている理由によるものです。しかし、母体において悪玉菌が善玉菌よりも優勢な腸内環境ですと、産生されるビオチン量が少なくなり、その結果、乳汁に含まれるビオチン量も低くなり、母乳で育てても乳児にアトピー性皮膚炎が発症すると考えられています。ですので、妊娠中あるいは出産後においても、母体の腸内環境を整えることが乳幼児に対するアトピー性皮膚炎となります。腸内環境を整えるには食物繊維が最も安全で有効な手段となります。アトピー性皮膚炎と食物繊維で検索してみてください。多くの情報をみつけることができます。
わしの知っているお子さんは、生後2日で、アレルギーが出ました。
しかも、アレルギー源が、母乳でした。
乳児の場合は、温度でも、湿疹は出ます。
また、母乳は、基本的に、お子さんに合うはずです。
今、3か月のことですから、母乳でアレルギーではなさそうですから、おそらく、季節の変わり目で、出る湿疹のように思われます・
離乳食については、できるだけ、遅くにはじめたほうがよさそうです。
焦って、早くやると、アレルギーのもとになりやすくなります。
特に、卵、牛乳などは遅いほうがよさそうですね!
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