2012年3月23日金曜日

炭酸飲料について教えて下さい!! よく、小さい時…『コーラを飲むと骨がとけるよ...

炭酸飲料について教えて下さい!!



よく、小さい時…『コーラを飲むと骨がとけるよ!』と言われましたが、本当なのでしょうか?


だとしたらコーラのどの成分なの?(*_*)



我が家では、子供が小さい内は『炭酸飲料』を与えないようにしてますが、実を言うと周りに『炭酸は子供によくない!』と言われ何となくそうしてますf^_^;

具体的にどうよくないのか…?



ご存知の方詳しく教えて下さいm(__)m



あと、オロナミンCは大丈夫でしょ!と与えている親御さんをよく見かけますが、どうなのでしょう?

これで体に害なくビタミンC補給になるのでしょうか?







骨や歯は「リン酸カルシウム(第一リン酸カルシウムCa(H2PO4)2・H2O、第二リン酸カルシウム CaHPO4・2H2O、第三リン酸カルシウム Ca3(PO4)2 )」「鉱物のアパタイトapatite, Ca10(PO4)6(OH)2,に近い組成を持つ生体アパタイト」という物質が主成分で、これは酸に溶けます。従って、コカコーラに限らず多くの酸性の液体に骨や歯は解けてしまうのです。ところで、熱帯アフリカ原産のアオギリ科の常緑高木をコーラといいますが、その種子を主原料としている炭酸清涼飲料水がコカコーラです。この炭酸清涼飲料水いわゆる炭酸水は二酸化炭素(CO2)を水(H2O)に溶かしたもので、炭酸(H2CO3)が水に含まれ、弱酸性を示します。この炭酸水が酸性なのでコカコーラは骨や歯を溶かします。しかし、コカコーラに限らず、多くの炭酸水は弱酸性を示しますので、炭酸清涼水一般が骨や歯などを溶かすこととなります。その他、果物類も酸性の物が多いので、骨や歯を溶かすでしょう。

ところが、実際には炭酸水や酸性の物質、そして「コカコーラ」に直接何時間も骨や歯を浸していれば実際に溶けるでしょうが、普通に飲んだり、食べたりした場合にはそのようなことはありません。

口の中では炭酸水(コカコーラ)などが直接歯に接しますが、極短時間ですし、その間に溶けることはありません。実際、コカコーラなどの弱酸性の炭酸水よりも食物のかすが歯についているほうが、歯を溶かして虫歯の原因になると思います。

口から入った炭酸水は食道、胃、小腸とわたって、体に吸収されますが、この経過で、分解吸収されるので、直接骨に作用することはありません。ちなみに、胃液も酸性ですから、胃液自身で骨を溶かすことになってしまいますよね。



ということで、コカコーラや炭酸水、その他の酸性の食物や飲み物を摂取することによって骨を溶かしていくことはないでしょう。ただ、同じものをいつも飲んだり食べたりするのはどちらにしても健康には良くないでしょう。



ここでは「骨や歯の主成分が「リン酸カルシウム(第一リン酸カルシウムCa(H2PO4)2・H2O、第二リン酸カルシウム CaHPO4・2H2O、第三リン酸カルシウム Ca3(PO4)2 )」「鉱物のアパタイトapatite, Ca10(PO4)6(OH)2,に近い組成を持つ生体アパタイト」であり、この「リン酸カルシウム」「生体アパタイト」は酸に溶ける。」ということと、「コカコーラなどの炭酸清涼飲料水は二酸化炭素(CO2)を水(H2O)に溶かしたもので、その中には炭酸(H2CO3)が含まれ、弱酸性である」、そして、「炭酸清涼飲料水は消化器官により吸収されても直接骨に作用して、それを溶かすことはない」ということを覚えておいてください。












炭酸飲料が骨を溶かす、というのは間違いです。



これは甘いものを食べると虫歯になる、のと同じで糖分の過剰摂取を警戒することから来る誤解です。

確かに甘いものを食べて歯磨きしないと虫歯にはなりやすいです。

コーラの成分については諸説あり、コメントは控えますが、炭酸にはさほどの罪はないと思います。



炭酸で何かあるとしたら、飲みすぎなどでお腹の調子を崩したりすることでしょうか。

そういうなら、オロ○ナミンCも同じですよ。ビタミンなら他の飲食物でも摂れますし。



子どもに飲み物を与えるのは、水分補給と、「それが美味しいから」という程度に思ってください。

幼児だとお腹が張ったり、ゲップしやすくなることもありますが、ある程度になれば、さほど気を使わなくてもよいでしょう。

逆に中学生くらいになって、「炭酸だから」と飲まないと友達に子ども扱いされた、というお話もあります。

薦めるものではないですが、かたく考えることもないでしょうね。

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