ある医師の談話の中の発言で、関節リウマチにはビタミンHを摂取するのがよいというのがありました。後で聞いたところ、この医師はリウマチ専門医(リウマチ学会で認定しているそうです)ではないそうです。
ビタミンHとは日常あまり耳にしないビタミンですので、ちょっと調べました。薄毛・脱毛や、アトピー性皮膚炎などによいとありましたが、リウマチに関する記載は全くありませんでした。
ビタミンHは、本当に関節リウマチの治療に有効なのでしょうか。ご存じの方教えて戴けませんか。
サプリメントアドバイザーです、ビタミンH(ビオチン)欠乏はインビボ、インビトロの生物学的試験で脾臓細胞の免疫システムに異常をおこし、免疫グロブリンを多量に作り出すことがわかっています、このマウス実験の結果はパブメド(メッドライン)に記載されています、免疫グロブリンは5種類あるのですが、このうちIgE型、IgM型のグロブリンが高値(IgEの基準値は0~170IU、IgM型の基準値は31~252mg/dl)になると、慢性関節リウマチなどを発症するといわれています、しかし、IgE型、IgM型が高値ならば誰でも、リウマチを発症するというわけではなく、一人々発症する病気が違い、遺伝的に背景のある病気を発症します、IgEの場合はアトピー性皮膚炎やアレルギー性気管支喘息、IgMの場合はシェーグレン症候群や肝疾患などです、血中遊離型ビオチン濃度を上昇させればこれらの病気が改善します、関節リウマチでは関節の変形ももとにもどることがわかっています。これらは良く家族で発症したりしますが、ビオチンは主に腸内細菌(バクテリア)が腸内で合成してそれを使用しているからなのですが、産道を通るときにビオチン欠乏の母親からその腸内細菌を引き継ぐため、ビオチン欠乏になってしまうといわれています。帝王切開では細菌の引き継ぎがないため悪い状態になってしまうといわれています。これらは談話ではなくエビデンスでたしかめられています。
追記
ビオチンは、食べ物に含まれていますが、遊離しにくいタンパク質と結合していますので、穀物類などからは摂取はできません、レバーなどから、わずかに摂取できますが主に腸内細菌が腸内で合成しています、このため加齢や抗生物質などの内服によって構成変化によっても欠乏がおきると言われています。サプリメントでは国産や日本製のものをおすすめします、アメリカのものは安価ですが、製造はほとんどが中国でしているので、サプリメントの原料を練るときに何かが混入するかもしれませんので。
ビタミンH 私も今 検索してみました。
確かに皮膚の事を書いていますね…
ヤブ医者でしょうかね?
先程リウマチの事調べて良いのがありましたので参考までに…
☆リウマチの食事療法☆
リウマチの場合、特別な食事療法というものはありませんが、以下の点に多少気をつけたほうが良いでしょう。
(1)栄養状態を改善する(タンパク質 体重1キログラムあたり1.5グラム)
(2)エイコサペンタエン酸を含む食品をとる
(イワシ、ブリ、マグロ、ウナギ、アナゴ、ニシン、ニジマス、サンマ、ワカサギ、マアジ、サバ、ハタハタの塩干、トリ貝、スズキ、キス、赤貝、アワビ)
(3)鉄分を十分にとる
(ひじき、煮干し、豚・鶏肝臓、焼きのり、シジミ、ごま、切り干し大根、凍り豆腐、パセリ、ウナギ、ほうれんそう、小麦胚芽)
(4)カルシウムを十分にとる
(牛乳、ヨーグルト、チーズ、サクラエビ、煮干し、イワシ、ひじき、ごま、わかめ、ドジョウ、シラス干し、切り干し大根、焼きのり、シジミ)
だそうです。
別の専門医を尋ねた方がよさそうですよね☆
お大事に…
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