2012年3月10日土曜日

トラネキサム酸錠・ビオチン散・フラビタン。この3つのうち、アレグラ60・ハイボ...

トラネキサム酸錠・ビオチン散・フラビタン。この3つのうち、アレグラ60・ハイボン・ミノペンと併用してはいけない薬はありますか?







トラネキサム酸錠(一般名:トラネキサム酸)は、炎症、止血作用を示す抗プラスミン薬です。安全性も高く、各種の症状に適応されます。

ビオチン散(一般名:ビオチン)は、ビタミンの一種です(ビタミンH)。詳しい薬理は解明去れておりませんが、皮膚を正常に保つなどの作用が指摘されております。そのため、湿疹や皮膚炎、ニキビなど、皮膚疾患の治療に用いられています。

フラビタン(一般名:フラビンアデニンジヌクレオチド)は、ビタミンB2製剤です。皮膚や粘膜を正常に保つ作用からビタミンB2の不足による口内炎や口角炎、湿疹、ニキビ、結膜炎などに用います。

アレグラ60mg(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)は、広く抗アレルギー薬に分類されるヒスタミンH1拮抗薬です。第2世代抗ヒスタミン薬でもあり、よけいな中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱く、眠気や口の渇きの副作用が少ないです。

ハイボン(一般名:酪酸リボフラビン)は、フラビタン同様、ビタミンB2製剤です。

ミノペン(一般名:ミノサイクリン塩酸塩)は、テトラサイクリン系の抗生物質で、細菌などの増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科領域感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されます。

何の症状で服用されるのか不明ですが、フラビタン、ハイボンが同じ作用であること以外、併用禁忌のものは無いと考えます。








薬剤師です。

これらで重複しているのはハイボンとフラビタンのみです。ちなみにビタミンB2は水溶性のため過剰症はなく、間違って飲んでしまっても心配はないと思いますが。その他には併用問題ないです。







併用禁忌や併用注意はありませんよ。ミノペンなら抗生物質としてもOKです。



アレグラはマクロライド系抗生剤との併用で時々問題を起こしますね。



フラビタンとハイボンはいずれもビタミンB系で水溶性ビタミンですから、特に併用禁忌もありませんし過剰に摂取しても尿中に排泄されます。



トラネキサム酸は止血剤ですけど、咽頭の炎症緩和に使いますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿